つかう・つたえるホームスパン 岩手が紡いだ100年の布

明治期にイギリスから持ち込まれ、岩手に根付いたホームスパン。
羊毛を手紡ぎで糸にし、手織りで丁寧に仕上げていくスタイルは、県内各地の工房や作家らによって脈々と受け継がれています。
軽くて暖かく、まとう人を優しく包む肌触りと、一本一本の糸が織りなす微妙で繊細な色合いは唯一無二のもの。
親子3世代で着続けることができるその布は、「100年の時を越える布」として今も多くの人たちに愛されています。
本書では〈つかう〉〈つくる〉〈しる〉〈ひろげる〉〈つたえる〉の5章を通じて、ホームスパンの魅力と奥深さを紹介。
意欲作を次々と生み出す「つくり手」、製品をこよなく愛する「つかい手」、そして岩手に根付かせた先人と現在の「つなぎ手」を取り上げます。
岩手を舞台にした小説「雲を紡ぐ」の著者・伊吹有喜さんも愛用者の一人として寄稿されています。

菊地央樹/工藤雄太/舞良雅子/蟻川工房/田中祐子/みちのくあかね会/中村工房/植田紀子織物工房/森由美子/小池梨江/菊池昌枝/伊吹有喜

A5サイズ
128ページ
構成・編集 まちの編集室
発行 (株)岩手日報社
販売価格
2,640円(税込)
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