murren vol.27

「山と街のあいだ」をコンセプトに、身近な自然を取り上げ、毎号ワンテーマ主義!で作られているmurren。
27号の特集は『記録と記憶』、山で書く山行日記の特集です。
あらゆる場面でのデジタル化に伴い、人が手で字を書く機会が圧倒的に減り、筆跡の個性や味わいをも失いつつある今日、登山者の間では今なお、登山中に立ち止まって、あるいは下山後に現地の状況や自らの経験、感情を率直に克明に記録しようとする行為が細々と残っています。
登山という唯一無二の体験を、自分だけの記録として手で書いて残すことの意味とその価値を、さまざまな立場の登山者の記録メモとインタビューを通して、読者に問いかける1冊。

CONTENTS
垂直の記録 12の質問 山野井泰史
山を絵にする気はなかった 小林泰彦
序列無しに迸る走り書き 大畑貴美子
同じ山は二度とない 久徳秀郎
手で書くことで確認する 長谷川哲
座談会 山で得たもの 自由学園同窓生
column ノートとペン
murren books ほか

編集・文 若菜晃子
B6判 
販売価格
715円(税込)
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